2024年帰水会集会(帝釈台集会)について
帰水会会長 横田角光(41代)
初夏の候、OBのみなさまにおかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、昨年夏に5年ぶりの集会を開催しましたが、本年も帰水会集会を開催したいと考えております。今年は2010年に開催いたしました50周年記念集会以来の巡検付き企画を予定しております。会場は広島県を代表するカルスト台地・帝釈台を予定しております。観光地である帝釈峡が近いだけでなく、現役のみなさんも参加予定ですので、奮ってご応募ください。
記
日時 2024年9月28日~29日
利用施設 ふれあいセンターながの村(広島県神石高原町永野2549-1)
巡検 幻の鍾乳洞(神石高原町永野)
9/28、9/29午前、9/29午後の3回に分けます
洞窟保護の観点から人数は1回あたり10人程度に制限します。現役の皆さんを優先し、希望者が多い場合は抽選とさせていただきます。
参加費 9,000円/人(予定、宿泊費・懇親会費、現役への交通費補助込み)
宿泊されない方の参加費は考慮いたします。
申込期限 8月20日(火)
申込方法 https://docs.google.com/forms/d/1ocKoRoQjg67IUSYooh0CeGkAYdtadEU6e8HZORs1tbg/edit
より必要事項を入力してください
日程案 9/28 11:00 9/28巡検参加者のみながの村に集合
11:00~17:00 幻の鍾乳洞巡検
18:00 参加者ながの村に集合
19:00~21:00 懇親会
9/29 8:00~14:00 幻の鍾乳洞巡検(午前班)
12:00~18:00 幻の鍾乳洞巡検(午後班)
活動のない参加者は適宜解散
注意事項 参加費は当日、徴収いたします。
寝袋持参の雑魚寝を想定しています。布団の使用も可能ですが、参加費に+2,000円いただきます。
29日も朝から活動するため、お酒の用意はいたしません。お酒は各自持参してください。もちろん差し入れは歓迎いたします。
巡検参加者につきましては保険代として別途1,000円いただきます。
巡検希望者多数の場合、抽選とさせていただきます。当落については8月末までに連絡いたします。
台風等自然災害で開催が困難となった場合、前日までに連絡いたします。
集会窓口(問い合わせ先) ssj49taisyaku@gmail.com
ながの村について
廃校を改装した簡易宿泊施設になります。お風呂、冷蔵庫、電子レンジ、食器、炊飯器、電気ポットはありますが、調理器具とシュラフは持参する形になります。布団のレンタルも可能ですが、その場合+2,000円徴収いたします。畳敷きの複数の部屋に宿泊する形となります。相部屋になりますので、感染症が気になる方は各自でホテル等を予約して利用してください。ながの村周辺には食事をする場所、コンビニ等はありません。(帝釈峡は観光地なので、宿泊施設は多数ありますが、お早目の予約をお勧めいたします。)
アクセス
中国自動車東城ICから
東城ICから国道182号線に出ます。まもなく県道25号線に入ります。県道259号線に入ると到着します。所要時間は25分前後です。
広島空港から
県道49号線に入りそのまま直進し、国道432号線に入ります。上下町交差点で右折して県道27号線に入ります。しばらくして左折し、県道25号線に入ります。県道259号線に入ると到着します。所要時間は約1時間半です。
福山から
国道182号線を北上します。シルトピア油木(神石高原町図書館)の手前で左折し、広域農道に出ます。広域農道を直進し、県道259号線に入ると到着します。所要時間は約1時間半です。なお、広域農道はしっかりした道路ですが、カーブもアップダウンも激しいので運転に自信がない方は国道182号線を北上して東城まで出てください。東城からのアプローチは東城ICからのルートと同じです。東城経由の場合、所要時間は約2時間です。
幻の鍾乳洞について
通常の横穴装備で入洞できます。段差には梯子やラダーが掛けられています。水位も通常はくるぶしの上程度までです。
昭和4年に広島県の調査により発見され文献に記載されていましたが、場所が分からなくなっていました。1993年、町おこしグループ「永野を考える会」により再発見され、幻の鍾乳洞と命名されました。再発見当時、延長77mでしたが、永野を考える会が堆積した多量の土砂を取り除いたところ総延長695mの洞窟であることが判明し、広島県最長の鍾乳洞となりました。その後、ながの村自治振興会が保護管理しており、発見当初の貴重な鍾乳石がそのまま残されています。2018年春まで完全予約制・ガイド付きの観光洞として営業していました。
幻の鍾乳洞は洞窟が形成される発達過程を見ることができるだけでなく、棚石(Shelfstone)や曲がり石(Helictite)、ムーンミルク(Moonmilk)といった多様な鍾乳石を観察することができます。
一般に鍾乳石は方解石(Calcite)という鉱物によりできていますが、幻の鍾乳洞では同じ石灰分ですが、方解石よりは珍しいアラレ石(Aragonite)でできた針状やモヤシ状の鍾乳石が豊富に見られます。アラレ石以外にも石膏(Gypsum)や国内の鍾乳洞では新発見の鉱物である水苦土石(Hydromagnesite)があります。
国内の洞窟ではほとんど見られないような様々な形態の鍾乳石や希少な鉱物が、来訪者の近づくことが比較的容易な場所に豊富に存在します。それにもかかわらず、その保存状態が極めて良好であることから令和6年2月22日に神石高原町の天然記念物に指定されました。
洞口までの山道は整備されているものの傾斜が大変厳しいので、熱中症にはくれぐれも注意してください。(洞口まで片道約30分歩きます。標高差は約150mありますので、体力に自信のない方はご遠慮ください。秋吉台で例えると地獄台の上から帰水まで下りて横穴ケイビングをした後に地獄台まで登り返すイメージです。)
2015年10月4日、第23代田中(前副会長)の依頼により、第42代菊池が作成した新たな帰水会ホームページです。30分クオリティですがご了承ください。会員からの要望があれば、暇なときに随時更新します。
・帰水会掲示板 http://8019.teacup.com/kisuikais/bbs 2022.08.01サービス終了
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公開グループで交流しております。こちらは現役も含めます。第18代石谷が支部長を務めております。2023年7月現在のメンバーは44名です。
・帰水会LINEゲジ(洞穴研究会OBOG専用)|LINE オープンチャット
検索でも表示されます。承認制になっております。2024年6月現在のメンバーは58名です。
・山口ケイビングクラブ https://yamaguchicc.jimdofree.com/
・美祢市立秋吉台科学博物館 https://akihaku.jimdo.com/
・日本洞窟学会 http://www.speleology.jp/